ひよこ豆から作る白味噌が大人気!オーストラリアの味噌仕込み事情

仕込みの楽しみ方

皆さんこんにちは、オーストラリア ゴールドコースト在住のコプリゆきよです。

南半球オーストリアの8月は日本の真逆で真冬となります。しかし、亜熱帯雨林気候の為、日中は20度、夜でも10度ほどの気温です。

オーストラリアでも味噌を仕込んでいます

オーストラリアでは少し冷え込む冬の間は日本と同じ様に普通の米味噌を仕込みますが、11月から3月の暑い夏の間には、ひよこ豆の白味噌を中心に味噌仕込みをします。

ひよこ豆でお味噌を作る様になったのは、現地の方から、大豆アレルギーがあるので何か他のもので作った物はないのか?と聞かれた事がきっかけでした。

味噌仕込みの素材は、環境や体の事を考えてオーストラリア産オーガニックの物を使う様にしています。
ひよこ豆もオーストラリア産オーガニックの物が手に入る事が分かり、早速試しに仕込んでみたら、甘みが強くまろやかでとても美味しく仕上がりました。

35度ほどの気温が発酵の手助けをし、短期間で出来上がる白味噌は、すぐ食べられるから嬉しいとワークショップご参加の皆さんからも喜ばれています。

オーストラリア人にも大好評!ひよこ豆から作る白味噌

夏の間は、麹仕込みも温度をかけずに出来るのでとってもエコ!

2日間常温で麹を仕込み、一晩水につけたひよこ豆をくつくつ煮て、手動ミンサーで潰します。潰したひよこ豆を塩切り麹とよく混ぜます。お味噌を一つ一つ丸めて味噌玉を作る時には、愛情をたっぷり込めます。
容器に詰めて4週間で出来上がりです。米味噌の倍量の麹が入った白味噌は、酵素によるデンプンの分解が早く甘みも増します。

出来上がったひよこ豆のお味噌は、そのまま野菜スティックにつけて、ディップとしてもいただけます。甘さの強いひよこ豆の白味噌は、オーストラリア人にも大好評です。

半分にカットしてタネを取ったアボカドに、ひよこ豆の白味噌をのせ、スプーンですくって食べるのがお気に入りです。ひよこ豆の白味噌とタヒニ(白練りゴマ)を合わせ、レモンを絞ればトルコ料理のフムス風発酵ディップの出来上がりです。

終わりに

味噌仕込みを通じ、オーストラリアの方々へも日本の発酵食が広まっていくよう、今後は出張ワークショップを開催していきたいと思っています。

ぜひ皆さんも、夏の間にひよこ豆の白味噌を作ってみてくださいね。

 

コプリゆきよ

オーストラリア ゴールドコースト在住・愛知県名古屋市出身 Miso Kitchen 味噌、麹、醤油仕込みワークショップ、発酵料理教室主催 幼少の頃から物作り...

プロフィール

関連記事一覧