作り続けて10年以上!毎年恒例『桃のコンポート』の仕込みごと
奈良で料理教室や出張シェフなどをしています、デリカ&キッチン「HANA」の西上華世です。
夏のど真ん中である8月の仕込みごとは、私にとっては、やはりやはり桃なのです。
桃といえば岡山や信州あたりをイメージされるかと思いますが、近畿地方では和歌山にも桃の産地があります。
その名も桃山町。
「あら川の桃」というのが特に有名で、高級な桃として百貨店ではびっくりするぐらいの値段で売られています。
歴史も古く400年以上も前から作られているそうです。
そんな高級なあら川の桃も直接桃山町まで足を伸ばすと、家庭用であればとても安く手に入れる事ができます。
私は毎年7月後半にあら川の桃を求めて、何度も足を運び大量に買い付けてきます。
毎年30キロ!大人気『桃のコンポート』仕込み
でも桃はとてもデリケートな果物。
すぐに痛んでしまうので、少しでも長く日持ちさせるためにコンポートにしてしまいます。
コンポートを作り続けて、かれこれもう10年以上にもなるでしょうか。
最初は子供の為に、そして友達にもおすそ分け、Facebookを始めたのをキッカケに繋がっている友達限定にお渡しするようになり、一昨年ぐらいからは口コミで広がり、毎年30キロ以上ものコンポートを多くの人の元にお嫁に出す様になっていきました。
この桃自体はとても甘いので、桃の甘さを生かす為に砂糖は最低限の量しか入れてません。シロップもゴクゴク飲めるぐらいに!
そのため、コンポートといえど日持ちは余りしません。お渡しする前夜に作るので、夜な夜な大量の桃を仕込んでおります。
そんな桃のコンポート作りが、私にとっては8月の大きな大きな仕込みごとになっています。
終わりに
昨年からは、あら川の桃だけを使った桃尽くしのワンデイカフェを開催して大好評でした。
今年はタイミングが合わず断念しましたが、来年はまたぜひ開催したいと思います。