季節のうつろいを感じながら。「紫蘇の実の塩漬け」を仕込んで日本ならではの旬を堪能
皆さま こんにちは。
仕込み女子部のYUKOです。
今朝、自宅マンションの玄関を出ると目に飛び込んできた雪をかぶる富士山。秋本番ですね。
一瞬一瞬の季節のうつろいを大切に楽しみたいと思います。
食材もしかり。
出回る季節は短いのですが新米に合わせて仕込んでおきたいものがあります。
『紫蘇の実の塩漬け』です。
紫蘇は葉だけではなく花や実も楽しむことができます。
紫蘇の実の旬は9月中旬〜下旬、紫蘇の葉が出回ったあとに花束のような姿で店頭に並びます。
花穂はお刺身のつまとしてとっても上品なあしらいになりますが、プチプチはじける紫蘇の実は塩漬けがシンプルに美味しいです。
簡単なのに日本の豊かさを口いっぱいに味わえる紫蘇の実の塩漬け。
ぜひお試しください。
日本の豊かさを口いっぱいに味わえる『紫蘇の実の塩漬け』
紫蘇の実の塩漬け
材料
紫蘇の実 200g(枝から外した状態で)
塩50g (紫蘇の実の1/4)
作り方
1.ざるに紫蘇の実をすべて外す
(穂先から下へ指3本でしごくように。紫蘇のアクで指先が黒くなるため、気になる方はビニール手袋を使ってください。)
2.ボウルに水を張り紫蘇の実をさらし、かるくゆすぐ
3.しっかり水気を切る
4.大きめの鍋にお湯を沸かし、紫蘇の実をサッとゆがいて(30秒位)アクを抜く
5.キッチンペーパーで包みしぼって、水気をしっかり切る
6.大きめのボウルに用意した塩の2/3と紫蘇の実を入れてよく混ぜる
7.保存容器に紫蘇の実を入れ、残りの塩(塩の全量の1/3)で蓋をする
8.保存容器の蓋をしめて 一晩漬ける
かなり日持ちはしますが、あっという間に食べてしまいます。
おすすめの食べ方
新米のこの季節には炊きたてのごはんに混ぜてやさしく手結び。感動する美味しさです。
茹でたてのパスタに。
その他、冷奴やちらし寿司のご飯に混ぜてもおいしいです。
(必要に応じて塩抜きをしますが、お結びやパスタにはそのまま使っています。)
紫蘇の実について
収穫:9月中旬〜下旬
食べごろの見分:花穂が2〜3個ついていて 実も緑色でいきいきしているものがオススメです。花がたくさん咲いているときはまだ実があまりついていなく、花が完全におちていたり 実が茶色くなってきているものは実が固すぎたりします。
まさに四季のめぐみとも言える紫蘇の実です。
夏から秋に変わるころキラキラの穂紫蘇を見つけたら、ぜひ手にとってみてください。