上品な甘みで料理の素材と素材をやさしくつなぐ。静岡県「杉井酒造」の『純米本味醂 飛鳥山』のしずかなこだわりとその楽しみ方
皆さんこんにちは。
仕込み女子部のYUKOです。
今回 私がオススメしたい調味料は
地元 静岡県藤枝市にある「杉井酒造」さんの『純米本味醂 飛鳥山』です。
一口飲んで感じる“透明感”のある味醂
この『飛鳥山味醂』に出会ったのは
数年前、同じく地元静岡の清水にある「げんき」さんといううどん屋さんにご紹介頂いたことがきっかけでした。
静岡に素晴らしい味醂屋さんがあるという話になってみりんと氷が注がれたお猪口を口にしたんです。
その瞬間 、「透明感」とはまさにこの味醂のためにあるのでは?と思ってしまうほど、キメが細かく上品で感動しました。
その時からわが家のみりんはこの『飛鳥山味醂』に。
その後、お友達を通じてご縁をいただき杜氏でもある「杉井酒造」6代目 杉井均乃介社長にお話を伺うことができました。
しずかなこだわりから生まれる キメが細かく上品な味
以下、「杉井酒造」さんの資料をもとに書かせていただきます。
〜原料のこだわり〜
・静岡県焼津産 特別栽培 もち米
・国産米麹
・国産米の純米酒の酒粕を使用した本格焼酎
〜製法のこだわり〜
蒸したもち米・米麹・米焼酎をタンクに仕込んで2ヶ月寝かします。
その後、熟成したもろみを昔ながらの酒袋と船をつかって絞ります。
出来上がったみりんはタンクに入れられ、そこからさらに1年以上寝かします。
1年後、火入れや活性炭濾過はおこなわず、そのまま瓶詰めされて完成します。
『飛鳥山味醂』に対するしずかなこだわり。
お話を聞いていて、私が実家の呉服屋を手伝っていたときに母から教えてもらった言葉「物言わぬモノに 物言わす モノづくり」を思い出しました。
このような伝統的な方法で愛情をこめて作られた味醂はキメが細かく、上品な甘味。
口にすると、すーっと身体が自然にとけ込んでいくようです。
シンプルなお料理にこそ使いたい!『飛鳥山味醂』の活用法
この上品で滋味深い『飛鳥山味醂』はシンプルなお料理にこそ使いたくなります。
今回は上品な甘みをいかして花にらのお浸しや、目にも口にもおいしいみりんの照りをいかして鶏の手羽元の甘酢がらめとナスの甘味噌がらめを作りました。
いろいろなジャンルに本物と呼ばれるものがありますが、本物は角がなく、自己主張せず上品で、素材と素材をやさしくつなぐ力をもっているように思います。
このみりんを手にとっていると、私もそんな女性になりたいとさえ思ってしまう魅力があります。
そんな魅力溢れる「杉井酒造」さんの『飛鳥山味醂』ぜひ一度HPをご覧になってください。
杉井酒造
静岡県藤枝市小石川町4丁目6-4
http://suginishiki.com/mirin