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伝統を更新し現代につなぐ。愛知・常滑焼「山源陶苑 Tokoname store」の甕(かめ)『Tokoname Crock』で楽しむ仕込みごとのある暮らし

全国仕込み情報

皆さまこんにちは。
オーストラリア ゴールドコーストでMiso kitchen主催、仕込み女子部PRチームのコプリゆきよです。

麹も手作りし、味噌、醤油、キムチやお豆腐などの発酵食や日本の伝統食を仕込むワークショップを毎週1回自宅スタジオで開催しています。
9月から暦の上では春になる南半球です。
庭のマルベリー(クワ)の木に沢山の実が付いてきて、色づくのが待ち遠しいこの頃です。

今日は愛知県常滑市 常滑焼の窯元「山源陶苑 Tokoname store」 さんの甕(かめ)、Tokoname Crock』をご紹介したいと思います。

仕込みごとに最適!常滑焼の甕『Tokoname Crock』

常滑焼は日本6古窯の一つで、900年以上の歴史ある日本古来の焼き物です。
常滑焼きと言えば現代では急須が有名ですが、古くから甕作りも行われていて、茶色の釉薬(ゆうやく)がかかった丸い甕は50年ほど前から味噌仕込みには欠かせないものとなっています。

CROCKに使う常滑の赤土は粘土分と鉄分を多く含み焼締まり、吸水性が極めて低いやきものとなります。本体が肉厚で中身が外気の影響を受けにくくなり、乳酸菌や酵母菌が嫌う急激な温度変化から守ります。
加えて、釉薬により内外の消毒が可能で、カビ菌などから発酵菌を守ります。
色や臭いうつりの心配もなく用途が広く、酸や塩分にも強いため、漬物・味噌・梅干し・ぬか漬けなどの仕込みや貯蔵用に最適です。(HPより引用)

時代と共に経営難や継続者の問題から、甕を作る窯元さんが減ってきてしまった中、「山源陶苑」の社長 鯉江さんは、新しいチャレンジとして、従来の甕を現代の生活にも合うよう機能的で洗礼された物にリデザインし、2017年より新たに販売を開始しました。

味噌仕込みを通して世界に広がる常滑焼

海外への甕の普及も視野に入れている鯉江さんは、オランダでの『Tokoname Crock』 に味噌を仕込む会を皮切りに、今回オーストラリアへも来て下さり、西側パース、東側ゴールドコーストの2カ所でワークショップを開催しました。

ワークショップでは、鯉江さんより常滑焼きの製作工程のスライドを見せて頂き、常滑焼きについてのお話を聞かせて頂きました。3色の甕の中から好きな色を選び、3kgほどの米味噌を10名の参加者の方々と仕込みました。
可愛い色と形に、参加者さんからは全部の色を揃えたい!とのお声もありました。

インテリアとしても使える。見せる甕で仕込みごとを楽しむ

可愛い色と形がインテリアとしても使え、私は見せる甕としてサイドテーブルの上で発酵食を仕込んでいます。
キムチの匂いも洗い流すだけできれいに落ち、丸ごと一玉白菜が仕込めのがとても気に入っています。

同世代でもある鯉江社長の熱い想いが世界へ広がる事を応援しています。
手作り、仕込み仕事の楽しさを伝え日本の伝統を繋ぐ為、今後も『Tokoname Crock』での味噌仕込みを開催出来たらと思っています。

Tokoname store
愛知県常滑市原松町6-70-2
http://tokonamestore.com/crock

 

 

 

 

コプリゆきよ

オーストラリア ゴールドコースト在住・愛知県名古屋市出身 Miso Kitchen 味噌、麹、醤油仕込みワークショップ、発酵料理教室主催 幼少の頃から物作り...

プロフィール

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