調味料との出会いを楽しむ。醤油の町「小豆島」で受け継がれる木桶仕込みの醤油『菊醤(きくびしお)』
皆さま、こんにちは!
仕込み女子部PRチームメンバーのあべです。
暑さもだいぶ落ち着き、秋らしくなって来ましたね。スーパーや八百屋では、秋の食材を多く見かけるようになりました。
〜の秋とよく言いますが、食欲の秋を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそんな時期にピッタリのおすすめ調味料、木桶仕込みの醤油『菊醤(きくびしお)』をご紹介いたします。
醤油の町「小豆島」で受け継がれる 木桶仕込みの醤油作り
『菊醤』は、小豆島にある「ヤマロク醤油」さんが作られる醤油です。
ヤマロク醤油を知ったきっかけは、仕込み女子部オフ会で愛知県豊田市の味噌蔵「桝塚味噌」の野田さんに来ていただき味噌作りをした際に、お話の中で小豆島に木桶仕込みの醤油があると伺ったことです。
ちょうど夏休みに小豆島旅行を決めた所だったので、調べて行って来ました。
小豆島は瀬戸内海に浮かぶ香川県の島で、醤油は特産品のひとつです。
島内には醤の郷があり、歴史ある20軒程度の醤油蔵が現在も醤油作りを行っています。
小豆島の醤油作りの特徴としては木桶仕込みのものが多いことです。
発酵調味料に木桶が多用される理由としては、木桶は微生物が暮らせる環境を整えてあげやすいことが挙げられます。ただ、現在ある木桶は老朽化が進み、新しい木桶を作られる職人さんが日本中で1社しかないため木桶仕込みの醤油は減って来ています。
その中でヤマロク醤油は三十二石(約6000リットル)の大杉樽を使い、すべての醤油を作っています。また、木桶仕込みの醤油を作り続けるために、自社で木桶を作る「木桶職人復活プロジェクト」を発足させ活動されています。
蔵の中を見学しながら、代表の山本さんの木桶に対する想いやこだわりを伺ってきました。桶が並ぶ蔵を目の前にすると日本に残さなくてはいけない伝統の一つなのではないかと考えさせられましたし、職・食に対するこだわりにとても感動しました。
ヤマロク醤油『菊醤』のオススメ活用法
そんなヤマロク醤油さんが作られる『菊醤』は、木桶だけでなく、丹波黒豆を使用し原料にもこだわり、あっさりとしたキレのある旨みと、口の中でほんのり香る甘みとコクが特徴です。
今回は、その『菊醤』を使用し、ポークジンジャーを作ってみました。
菊醤の甘みと玉ねぎの甘みが合わさることでとっても美味しいソースが出来ました。
『菊醤』は濃口醤油ですが、色味も薄めなので食材の色を邪魔しないという特徴もあります。
そのため、和食で野菜の煮物を作るときにもオススメです。
終わりに
調味料は、日々料理する上で欠かせないものです。とっておきのものやお気に入りのものがあると更に料理が楽しくなりますよ。
調味料を見つけることも料理の楽しみの一つだと思います。
皆さまも、そんな調味料との出会いをぜひ楽しんでみてくださいね。
ヤマロク醤油
香川県小豆郡内海町安田甲1607
http://yama-roku.net